COLUMN

2026.01.19

コンサルタント散歩

ヒアリングの議事録からAIを用いて課題を抽出する際のポイント

written by 佐藤 善哉

システム開発を行うために、ユーザーから業務内容や今後のシステムに求める要望などをヒアリングし、ヒアリングした結果を議事録にまとめて課題を抽出します。今回は、議事録からAIを用いて課題を抽出する際のポイントを記載します。

①利用するAIやバージョンを統一する
課題を抽出するAIを統一するのは当たり前ではありますが、同じAIでもバージョンによって強い部分が異なるため、違うバージョンを利用すると抽出する結果の統一性がなくなってしまいます。例としてChatGPTを挙げますが、数か月前まではバージョン5を利用していましたが、現在は5.2(auto、instant、thinking、pro)になり、速いサイクルで次のバージョンがリリースされます。可能な限り一つのプロジェクト内では同一バージョンを利用することをお勧めします。

②課題が漏れなく抽出されているか確認する
例えば、2時間のヒアリング結果を文字起こしすると議事録としても大量になります。その議事録の内容から課題を抽出しようとすると内容が要約されてしまい、端折って抽出されてしまうことがあります。また、議事録の途中で止まってしまう、ある章の一部分がすっぽりと抜けてしまうこともあるため、抽出した内容に漏れがないことをしっかりと確認します。

③抽出した結果が統合されていないか確認する
二つ目と同じように大量の議事録の内容から課題を抽出する際に、二つの違う文脈の内容をあたかも一つの文脈だったように内容を統合してしまうことがあります。そうするどのような課題だったかが分からなくなり、思い当たるふしがないなど課題の認識合わせに無駄な時間を費やしてしまいます。そうならないように、一つの文脈から課題が抽出されていることを確認する必要があります。

AIのバージョンが新しくなれば精度もどんどんアップするので、今回記載した内容は近い将来解消されるかもしれません。しかし、現状では内容を全て鵜呑みにするのではなく、確認を怠らないようにしましょう。

2026年1月


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