COLUMN

2026.07.21

「ITって難しい」が「面白い」に変わった瞬間

「相手の目線に立って伝える」ということ

written by 石川真奈

今回から、コラムを執筆させていただくこととなりました。
実は私は、イントリーグに入社する前はまったく異なる分野の仕事をしており、ITに対して「専門知識がないと踏み込めない、難しいもの」という意識をずっと持っていました。そんな私が、日々の業務や生活の中で「ITって面白いんだ!」と感じた瞬間や気付きを、シリーズでお届けしていきたいと思います。

IT業界に未経験で飛び込んだ私は、まずはITの基礎を学ぶ「ITパスポート」という試験の勉強を始めることになりました。これまであまり馴染みのなかったIT用語も、自分で調べたり、社内の先輩方からレクチャーを受けたりするうちに、少しずつ「面白いな」と感じられるようになっていきました。しかし、そんな中でどうしても自分の中に定着させるのに時間がかかった概念がありました。それが「ハウジングサービス」と「ホスティングサービス」の違いです。

2つの用語の意味は、下記の通りです。
≫ ハウジングサービス :自社が持っているサーバーを、他社の専用の敷地に置くこと
≫ ホスティングサービス:他社の敷地にある、他社のサーバーを借りて使用すること
これらは意味合いが似ていることもあり、多くの受験者が混同しやすい用語だとテキストにも記載がありました。

自分なりに図解したり、何度もテキストを読み返したりして理解しようとするのですが、いざ問題を解くとなぜか意味を混同して間違えてしまう。「どうして繰り返し問題を解いているのに、何度も間違えてしまうんだろう」と、頭を悩ませていました。そんな中、社内の先輩に試験勉強に関する相談する機会があり、どうしてもこれらの用語がなかなか定着しないということを話しました。すると先輩は「ハウジングサービスは『部屋の賃貸』、ホスティングサービスは『ホームステイ』と考えてみたら分かりやすいかも」とアドバイスをしてくださいました。

賃貸(=ハウジング)は、部屋(=敷地)は借りるけれど、中に置く家具(=サーバー)は自分たちで用意する。一方、ホームステイ(=ホスティング)は部屋も家具もすべて最初から用意されている。これらを2つの用語に当てはめてみたらどうか、という事を丁寧に解説してくださいました。

まさに目から鱗でした。あれだけ私の頭を悩ませていた2つの用語の意味が、この「例え話」を聞いた瞬間に、すっと頭に入ってきたのです。この時私は、難しい専門用語や複雑な仕組みも、相手の目線に立った「例え話」があればこんなにも分かりやすくなるんだ、という事を強く実感しました。相手の理解度を確認し、相手と同じ目線に立ち、必要に応じてわかりやすい言葉で伝える。これこそがIT業界未経験の私が今後目指していくべき姿なのだと学ぶことができた出来事でした。

2026年7月


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