ノーコードやローコード、スクラッチ開発のプロジェクトに携わると開発時に各画面の作成を担当することがあります。その際にユーザと各画面の項目やレイアウト、画面遷移などいろいろと要件を整理して開発を行います。今回はユーザと画面作成をどのように進めていけば良いのかを記載します。
①どのような機能が必要か
ユーザ側の業務や要望を整理し、開発するシステムにどのような機能が必要なのかを整理します。機能の整理を行うことで、その機能ごとにどういった画面が必要なのかが大まかにわかります。例えば、自社の発注情報を確認する機能が欲しい場合は、発注の登録・編集・削除・参照するための画面が必要になります。それ以外にも発注情報を一覧で確認したいや検索を行いたいなどの要望がある場合は、その分必要な画面は増えていきます。
②どのような項目・レイアウトが必要か
機能ごとに必要な項目や用途も変わってくるため、各画面にどういった項目・レイアウトが欲しいのかを整理します。機能としてどういった項目が欲しいのかをユーザと決めていき、各画面の項目として落とし込んでいきます。その際にレイアウトについても検討していきます。例えば、発注情報の確認であれば、発注の確認としてどういった項目が欲しいのかを整理し、整理後に確認するためには発注情報を登録しなければならないため、登録画面の項目・レイアウトなどを決定していきます。また、発注情報の確認内容によって、この内容は一覧情報で確認したいので、こういう項目が必要などユーザが決めていかなければなりません。
③どのような画面遷移が必要か
各機能で作成した画面の流れを整理し、ユーザが行う業務の流れに機能としてどういった画面遷移が必要かをユーザと決めていきます。例えば、発注情報の確認を行いたいのであれば、発注情報にアクセスするためのメニュー画面から発注の一覧画面に遷移し、一覧画面で検索などを行い、該当する発注情報を開くなど一連の流れに沿うように作成します。
上記以外にもユーザによって各機能・データのアクセス権限整理など、いろいろと決めていかなければならないことがありますが、まずは上記の項目を整理して画面作成を行っていくようにしましょう。
2025年7月