COLUMN

2025.06.02

事務局コンサルタントのひとりごと

事務局の相棒に!AIを活用するためのポイントとは?

written by 渡邊 唯

最近、弊社でも色々なAIツールを試すなかでChatGPT、NotebookLM、Copilotなどを使い比べてみるとそれぞれのツールの特徴が見えてきました。便利だと感じる一方で、使いこなす人間側の力量が問われると日々痛感しています。それでも間違いなく業務の効率化になるというのは実感しているので、うまく使いこなせるようになりたいものです。今回は試すなかで気づいたAIを使うときのポイントをお伝えします。

準備:AIツールを試してそれぞれの得意不得意を知る
実際にAIツールを試してみて、どんなところが便利になるか、逆にどんなところが不便かをご自身で体験してみましょう。最初から成果を求めすぎず、遊ぶ感覚で楽しみながらトライしてみるのも大切です。

① アウトプットイメージをはっきりさせる
何のためにAIツールを活用するのかという目的を考えると自ずとどのようなアウトプットイメージを作るのかが決まってくるでしょう。目的を考えるための壁打ちをAIにお願いするのもよいでしょう。

② 適していると思われるAIツールを選ぶ
準備の段階で特徴を掴んでいれば、ツールの選択もスムーズに進みます。指定したデータのみで要約や情報抽出する際にはNootbookLMが良い、アイデアや提案を求めているならChatGPT、Microsoft製品を使った効率化であればCopilotなど大まかにでも特徴を知っておくとよいです。

③ 意図したアウトプットイメージを出力してもらうためのプロンプトを考える
プロンプトとはAIを動かすための指示や質問です。1回の指示で思ったものが出ればよいですが、なかなかそうはいかないというのが業務で使っている感想です。ここで人間の力量が問われるのです。
どうしたら①のアウトプットイメージが出るのかを考えていきます。一度に指示を出すとうまくいかなくても、いくつかステップを踏んで指示を出すとうまくいくこともあります。

④ 別のツールで試すなど、トライ&エラーを繰り返す
同じ問いを別のツールで試して答えを比較してみてもよいでしょう。③のプロンプトの工夫も色々と試してみます。

⑤ 課題や成功体験をみんなでシェアしあう
一人でやっているとアイデアも出にくいので、会社なら所属するチーム内で事例を共有するなど、色々な人の使いこなし方を知ることも自分の引き出しを増やすことになります。

AIの具体的なノウハウを知るのもよいですが、本当の意味でAIを使いこなすためには、これらのポイントに気を付けながらたくさん経験を積むことが大切です。
そうやって色々な場面で使うにつれて、事務局の心強い相棒となっていくでしょう。

2025年6月

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