COLUMN

2026.04.13

目指せ!AWS認定マスター

第十四回 ElastiCacheとは

written by 菊池 貴史

前回(2026/2/3)に引続き個別のAWSサービスについて掘り下げていきます。
今回のテーマは「ElastiCache」です。

概要
ElastiCacheは高速なデータアクセスを実現するためのインメモリキャッシュサービスです。

特徴
データをメモリ(RAM)上で管理するため、ディスクベースのDBに比べて圧倒的に速いマイクロ秒単位のレスポンスを実現します。頻繁に検索されるデータをElastiCacheに置いておき、DBへの問い合わせ回数を減らします。主に以下のような特徴を持っています。

①フルマネージドサービス
サーバーの構築、自動バックアップ、障害時の自動復旧などが標準機能として適用されているため、管理を気にせず利用することができます。

②主要エンジンへの対応
インメモリキャッシュのオープンソースとして主要な3つのエンジンに対応しており、用途によって使い分けることができます。最新で安価なValkey、多機能なRedis OSS、シンプルで高速なMemcachedが可能です。

③高可用性
マルチアベイラビリティゾーン構成により、障害が発生しても自動で切り替わります。また、VPC内での利用やデータの暗号化にも対応しています。

利用方法
AWSの管理コンソールから構築が可能です。エンジンとインスタンスのサイズ、ネットワーク、セキュリティを選択していくことで、数ステップでの構築が可能です。その後、各アプリケーションから接続して利用開始できます。

利用料金
使用料による完全な重量課金を選択するか、インスタンスサイズを選択しその基本料金×起動時間での課金から選択することができます。利用するアプリケーションによって柔軟に切り替えられることが強みです。

最後に
高パフォーマンスなアプリケーションを運用する場合は、必ずと言っていいほどインメモリキャッシュシステムが採用されます。その主要なエンジンを利用でき、かつ管理コストも少ないElastiCacheは様々なシステムで導入されています。
データアクセスひとつをとっても、複数のAWSを理解し組み合わせることができると理解していると、よりよいアプリケーションの運用ができるでしょう。

2026年4月


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