COLUMN

2026.09.15

目指せ!AWS認定マスター

第十六回 API Gatewayとは

written by 菊池 貴史

前回(2026/7/1)に引続き個別のAWSサービスについて掘り下げていきます。
今回のテーマは「API Gateway」です。

概要
Amazon API GatewayはAWSが提供するフルマネージド型のAPI管理サービスです。APIの作成、公開、保守、監視、保護をまとめて行えます。クライアントとバックエンド(AWS Lambda、EC2、外部のHTTPエンドポイントなど)の間に立つ「玄関口」の役割を担います。サーバーの構築や運用は不要で、サーバーレスアーキテクチャの中核としてよく使われます。

特徴
扱えるAPIは3種類です。多機能なREST API、低コストで高速なHTTP API、双方向のリアルタイム通信に対応するWebSocket APIがあります。
トラフィックに応じて自動でスケールするので、数十万件規模の同時リクエストにも対応できます。認証・認可は、IAM、Amazon Cognito、Lambdaオーソライザーで設定できます。スロットリング(流量制限)、キャッシュ、APIキーによる利用制限もあり、不正アクセスや過負荷からバックエンドを守れます。さらに、CloudWatchによるログやメトリクスの監視、ステージ(開発・本番など)ごとのバージョン管理、カナリアリリースにも対応しています。

利用方法
基本的な流れは次のとおりです。
AWSマネジメントコンソールでAPI Gatewayを開き、APIの種類を選んで作成します。リソース(パス)とメソッド(GET、POSTなど)を定義します。連携先としてLambda関数などのバックエンドを指定し、必要に応じて認証やスロットリングを設定します。ステージを作成してデプロイすると、呼び出し用のURLが発行されます。コンソールの他、AWS CLI、CloudFormation、AWS SAM、CDKを使ってコードで管理することもできます。

利用料金
料金は従量課金制です。APIが使われたときにだけ課金され、最低料金や前払いの契約はありません。HTTP APIとREST APIでは、受信したAPI呼び出しの数と送信データ量に対して料金が発生します。

最後に
API Gatewayを使えば、インフラ管理の手間なく安全なスケーラブルなAPIを素早く公開できます。特にLambdaと組み合わせたサーバーレス構成との相性が良く、小規模な試作から大規模な本番環境まで幅広く使えます。シンプルで安いAPIならHTTP API、細かい制御が必要ならREST APIというように用途を合わせて選ぶのがおすすめです。

2026年9月


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